Kanto Gakuin University Ori Akemi Seminar

Column織朱實が日々感じたことをつづっていきます。

ファントムとカルメン (04.08.29)

ファントムが、29日で千秋楽。頑張ったけれど、
やはりチケットはとれませんでした。でも、無事台風をかわして
前楽を見ることがかない、しかも良席8列どセンター!で、
心ゆくまで堪能しました。大満足(家族の不評は買いましたが)!

とはいえ、千秋楽公演中は家にいても、ネットサーフィンをしたり
落ち着かなく過ごすことは目に見えていたので、熊川哲也
「カルメン」(文京シビックセンター)見に行っちゃいました
(大人しく家に帰れよ!という声が聞こえてきそうですが、
まあイタイファンなんてこんなもんです)。

 実は、生熊哲を見るのはこれが初めて。
で、感想は「熊哲!なめているんかい!」でした。
(熊哲ファンさん、ごめんなさい。でも率直な想い)
「カルメン」のホセは、職務に忠実な真面目な男。
この気弱な男がカルメンの魔性に魅入られ、どんどん
道を踏み外していくのが、カルメンの面白さだと思っていたのですが。
熊哲ホセは、最初の登場のシーンから、熊哲そのものでした。
自信満々で、精力的で、いやらしいくらい。このホセなら
逆にカルメンをたぶらかしてしまうのでは?という感じでした。
こんなホセ見たくない~!
  ジャンプと技術力には定評がある彼なので、そちらも
期待していたのですが。期待しすぎたのか、演目的な問題か
ちょっと肩すかし(多分、テクニックはすごいのだと思うのですが、
バレエ素人では分からなかったな)。
もちろん、常にホールを満席にする熊哲のオーラーは、
舞台からびんびん感じることが出来ます。これはすごい!
でも、これが逆に「熊哲、熊哲」しすぎていて
鼻につくというところでしょうか。

 プティの演出は、初演のときは大胆でモダンで、肝を抜いたことは
疑いがありません。でも、今こういう演出はバレエでも
流行なので、「なぜ今カルメンか?」を見せてもらえないと
物足りなく感じる。好きなオペラなので曲を聴いているだけでも
楽しいのですが、猛烈にオペラバージョンの古典的カルメンを
見たくなりました(やはり私は保守的なんですね)。

 あ、でもKカンパニーのアジアン女性バレエリーナーは
素晴らしかったです!繊細な物腰、確かな技術(これはなぜか分かった)。
欧州バレエリーナーの雰囲気に互することができる女性バレエリーナーが
アジアでもどんどん登場していることを実感できて嬉しかったです。

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