Kanto Gakuin University Ori Akemi Seminar

Column織朱實が日々感じたことをつづっていきます。

新感線☆「SHIROH」 (05.01.08)

12月28日に見てきた新感線☆の「SHIROH」の感想を、今更ですが。

時は、寛永徳川家光の時代。圧政に苦しむ島原藩で、キリシタンを中心として、
反幕府軍が集結し、今にも決起の時を迎えようとしていた。
中心に立つのは、益田四郎時貞(上川隆也)。神の子として奇跡を起こす力を有していた
彼は「神を試そう」としたときに、その力を失うことに。リーダを探し求める彼等の前に現れたのは、
難破船を修理し、自由の国を求め海へ出ようとする
「人を操る奇跡の声をもつ」シロー(中川晃教)。接点のない二人を結びつけたのが、
老中松平伊豆守信綱(江守徹)の密偵お蜜(秋山奈津子)
と四郎にしか見えないはずの彼の古い心の傷の少女リオ(大塚ちひろ)。

 初見は、なぜか執拗に四郎を追い続ける柳生十兵衛(橋本じゅん)と
互角に戦う四郎の殺陣の格好良さ。杏子の歌の素晴らしさ、
お蜜さんの粋な女ぷりっにべた惚れ!このスピード感と
たたき込むような迫力は、初めてジーザス見たときの感じに似ている!
どひゃ~、面白い!面白い、なんだか分からないけどわくわくする!
興奮する!闇市のけだるい雰囲気もいい~、水鏡の術の神秘的な感じは
「魔界転生」みたいだし。レーザー光線も効果ばっちり!

でも、2回目は四郎と寿庵(キリシタン反乱軍の参謀。闇市の黒幕
高橋由美子)の恋が切なくて、泣けた。
っていうか、これはラブストリーだったのだ。
「神の御子」としての奇跡の力を持てず、普通の男としての平凡さに
苦悩する四郎に、「満月でなく、欠けた月のあなただからこそ
できるものがあるはず」「そんな貴方が好きなのです」と
密やかにしめやかに恋情を告げる寿庵。原城壊滅の時に、
「もう一度だけ奇跡を起こす力」を与えてほしい
「せめて愛する人を守る力を」という四郎の願いのもとで、
生き返り原城の生き残りとして一人荒れ地をさまよう寿庵。

 普通の男としての苦悩と「最後の最後の願い」という形で
見せる寿庵への想いを、前楽で上川はすごい迫力で見せてくれた。
5日前とは、すごい違い!溢れる熱情、男の想いはここまで熱くなれるか、
やはり、舞台は「生もの」。集団殉教へと人々を駆り立てる
中川の歌声もまさに神がかり。いいお芝居見せてもらいました!
でも、アッキーってこういう少し頭の弱い純粋な少年の役ばかりですね。
これからは、新境地の開拓がされるといいですよね。

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