Kanto Gakuin University Ori Akemi Seminar

Column織朱實が日々感じたことをつづっていきます。

ささやかな楽しみ (05.04.02)

結婚してできなくなったことの一つに、「お布団に入りながら本を読む」がある。私は、寝る前にお布団に入ってごろごろしながら、ミステリー、SF,漫画、同人誌等軽いものを読むのが大好き♪
休日、ごろごろしながら本を布団で読むのは、本当に至福の時間。
これに、ちょっとお行儀が悪いけど、ネッスルクランチチョコか、ハーシーのチョコバーがあれがもう言うこと無し!

小さいときは、二段ベッドの上だったので、天井にひっつくように布団にくるまって、電気スタンドを抱えるようにして、「ナルニア国物語」「ツバメ号の冒険」「メリーポピンズシリーズ」
「ミス・ビアンカシリーズ」等読みふけっていた(これで視力が悪くなったんだと思うのだが)。
結婚して、子供ができて、一人で眠れなくなってから
この楽しみがなくなった。子供が寝ている側で、電気をつけて
本を読むことも出来なくなったから(子供が生まれる前までは、旦那が
出張とか仕事で遅いときとかはできていたんだよな。今、思い返してみるとお腹が大きくなったときの夢が「うつぶせになって本を読むこと」だったので。笑)。もちろん、いまでも居間のソファーで、寝転がってごろごろしながら読んではいるけど。やはり布団の中で、「もうすぐ眠るぞ、眠っちゃうな~」と思いながら、眠りの国への入り口付近を徘徊しながら、一方で本の世界に浮遊するこの楽しみとはちょっと違う。

結婚して、子供ができて得たものははかりしれない。
どんなに冷たくしても無条件でこちらを信頼してくれる幼い眼差しに
心暖められたり、外で失敗してへこんだ時旦那の救いようのない冗談に
気が紛れたり、仕事の人間関係がうまくいかないときスムーズに仕事がいかないときにそれでも家族があると気を楽にすることができたり。
失ったものは、こんな程度のものである。それでも、時々、「あ~、もうこんなことができないんだな」とふと思う。何かを選択すると、必ず何を失う。どんなささやかなものであっても、決断や選択は常にそれを伴う。人生は、そんな繰り返しである。得たものが、どれくらい素晴らしく豊かなものであっても、選択によって失うものが必ずあると、ふとしたときに気が付かされる。
時間限定ではあるけどね、贅沢な戯言だと十分承知してはいるけどね。
でも、布団の中で寝転がって本を読むのがすっごく好きだったんだ。

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