Kanto Gakuin University Ori Akemi Seminar

Column織朱實が日々感じたことをつづっていきます。

ノスタルジック上海!哀愁の蘇州 その1 (05.11.12)

さて、上海訪問記です。韓国のへろへろ訪問記も上げていないですが、まずは上海です(笑。勢いがなくなると書かなくなりそうなので、記憶が鮮明なうちに書いてしまいます)。
私の中の上海は、退廃の街、阿片窟と上海マフィア、抗日運動に、人身売買。チャイナ服の薄幸の美少女に、娼館、中国楼、籠の中の鳥に赤い灯籠。かなりイメージが偏っています(というか趣味がもろ分かり。苦笑)。これに加えて上海といえば蘇州です(強引なつなげ方ですな~。毎度。車で1時間30分くらい)。
そして、蘇州といえばなんといっても蘇州夜曲!映画「支那の夜」の主題歌。西条八十の詩に服部良一の哀切溢れるメロディ。

君がみ胸に 抱かれて聞くは
夢の船唄 鳥の唄
水の蘇州の 花散る春を
惜しむか柳が すすり泣く

花をうかべて 流れる水の
明日のゆくえは 知らねども
こよい映(うつ)した ふたりの姿
消えてくれるな いつまでも

髪に飾ろか 接吻(くちづけ)しよか
君が手折(たお)りし 桃の花
涙ぐむよな おぼろの月に
鐘が鳴ります 寒山寺(かんざんじ)


(全部掲載だと著作権ひっかかるかな。ネット検索していたら、ほとんどのサイトで全歌詞掲載されていたのでもしかしたらもう著作権が切れているのかも知れません。ということで後でちゃんと調べるとして、とりあえずあげちゃえ♪)。この曲は、かなりカバーバージョンが出されていますよね。憂歌団の内田勘太郎とかチャゲ&飛鳥。最近では、平原綾香(「ジュピター」の人ですよね)。私のイメージでは、李香蘭歌う「蘇州夜曲」ですが。

まあ、そんなこんなで「上海の会議に行きませんか?」と声をかけられたとき、「行きます!」と即答したのは上海ももちろんなのですが、かこつけてどうしても蘇州を見たかったから。

上海も蘇州も含む一帯が江南地域。このあたりは雨が多いので、水量が豊富で、まわりを西湖、太湖といくつもの湖に囲まれています。そこで、運輸手段の中心は水路を使った船、このあたりでは中国でも珍しい水郷古鎮(鎮は街という意味)、周荘、同里、朱家角、烏鎮などがひしめいています。
江南地域あるいはもっと南でとれた農作物を、水路で運ぶ中継地点(貿易港)としてこのあたりは栄えたのですね(ガイドブックの受け売り。笑)。で、豪族がでてきて、街を城壁で囲み、独特のルールを作りだしていく、水路のある街の発展の仕方は世界共通のようです。
蘇州も「東洋のベニス」と言われていますが、実際にはかなり都会化していて、あまり水路の街、運河の街という感じではなかったのが残念。むしろ、蘇州の前によった周荘のほうが古い街並みと細い水路。ヴィネチュアを彷彿させる水郷地域でした。
蘇州はちょっとイメージから外れていたのですが(水郷好きには、盤門という呉時代の城壁と取り囲む水路が見物)、世界遺産の庭園が4つもあり庭好きには堪らないかも(北京の庭園が皇帝の庭なら蘇州の庭は、個人の金持ちの庭。しかし、規模が凄い!)
が、庭よりも何よりも、蘇州に来た日本人が必ず寄るところは(水路と柳と退廃レトロばかりを探し求める私のような人はおいといて。笑)、寒山寺!!

蘇州見学で突然登場した熱烈蘇州ラブのガイドさん孫さん(男性。この経緯はのちほど。笑)は、
「日本人みんな張継『楓橋夜泊』漢詩しっているよね。寒山寺有名です(この後、何回も孫さんの「日本人みんな知っている」が登場。笑)」。

あ~、漢詩「鳥泣く~」ってやつですね。うーん正直覚えていない。旅愁溢れる漢詩で日本人が大好きな漢詩の一つだそうです。(蘇州編その2は、寒山寺ネタです。続く~)

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